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18歳~20歳の自動車保険を安くする5つの方法!

執筆者
三原 由紀 ファイナンシャルプランナー:三原 由紀
18~20歳の自動車保険

自動車保険の加入の中でもっとも割高なのが18歳から20歳の新規の保険加入です。

これは統計的に免許取立てのこの世代の事故率が極めて高く、また重大事故を引き起こすリスクが高いからで、保険会社にとっては残念ながらもっとも積極的に引き受けをしたくない世代となります。

したがって20歳以下の年代での新規加入はどの保険会社をつかっても安くなりにくいことから、相当な工夫をしないと保険料は安くならない世代だといえます。

20歳以下の方は こちらからご自分の保険料がどれぐらい高いのかまずは把握してみてください。その上で、安くする方法をご提案させていただきます。

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まず、家族がすでにクルマに乗っていて保険に加入している場合にはそれをうまく使うという方法があげられます。

実は単独での新規加入では安くすることがなかなか難しいのですが、こうした家族の既加入の保険を利用すればかなりお得な保険料にすることができるのです。

18歳~20歳は自動車保険料がなぜ高いのか?

事故

18歳~20歳の年齢の方では、はじめて自動車保険に加入する方が多いと思います。

車の免許はご存知の通り18歳から取得できますが、18~20歳の間に免許をとる人がもっとも多くなっています。

そのため、18~20歳の間の運転者はほぼ全員が「初心者」もしくは「運転経験が浅い」人となり、自ずと事故率が高くなってしまいます。下のグラフをご覧ください。

年齢層別事故率グラフ

出典:警察庁交通局「平成27年における交通死亡事故の特徴について」

上のグラフのように10代後半~20代前半というのは最も事故率が高い世代で、保険会社としても保険料を高くせざる負えないのです。

18~20歳の方の保険料は年間20万円を超えることも少なくなく、車両保険(自車への保障)をつければ30万円を超えることもあります。

18歳~20歳の自動車保険を安くする5つの方法!

18歳~20歳

1.両親の保険料率を譲り受けるという方法

保険加入の場合、年齢による料率は避けて通ることのできないものですが、これまで両親が長く保険に加入している場合にはその保険を譲ってももらい引き継いでいくことができます。

たとえば世帯主が1台目のクルマで14年以上無事故で加入し続け最も高い20等級しているとすれば、それを子供に譲ってあげれば18歳から20歳の子どもの20等級というのはかなり安い保険料になるというわけです。

保険を譲った父親なり母親は新たにセカンドカー割引を使って7等級から加入しなおせば、18歳の子供が新規加入する際の6等級よりもはるかに安い加入料で保険を利用することができるようになるというわけです。

もはやご両親はクルマに乗らないというのであれば、クルマと保険をセットで譲ってもらうという方法も考えられます。

最近のリスク分散型の保険加入料でいいますと、どれだけ等級があがっていても60歳を超えますとその保険料は高くなりますから、50代のうちに等級を子供に譲るというのはかなり効率的な方法ということができます。これがあらかじめクルマのある家庭における18歳から20歳の自動車保険を安くする最善の方法といえます。

2.家のクルマに乗るのなら世帯主の保険加入にまぜてもらう

同じ家族の等級利用でも、1台ある自宅の乗用車を18歳から20歳の子供も利用するというのであれば、家族限定の利用者に子供も含めるという方法が考えられます。

この場合はクルマの入れ替えはありませんが、世帯主の等級を利用することができ、新規に加入するよりもかなり安いコストで保険を利用することができるようになります。

もちろんこれまでに比べれば保険料は高くなりますが、18歳から20歳までは年をとらない限り保険料が安くなる方法が限られていますので、こうしたやり方もお勧めとなってくるのです。

地方都市などで1人1台クルマをもっていないと不便という状況ではないのなら、この方法でまずは自宅のクルマに乗ってみるというのが保険料を安くする有効な方法の1つです。

3.ネット通販の自動車保険を利用してみる

もっとも安く自動車保険に加入できるのはネットの通販型自動車保険を利用してみるという方法です。複数の保険会社を比較することで安い保険会社を見つけることができます。

ネット通販の自動車保険は販売コストやオペレーションコストを削減することで顧客の保険料を下げる努力をしていますし、ネットから申し込むだけで一定額の割引を行ってくれる会社もあるのでお得になるケースがあります。

ただし気をつけなくてはならないのは6等級の新規加入については積極的に引き受けていない保険会社が意外に多く、ネットから加入できる会社が限られるということです。

したがって一括見積もりサイトを利用して、見積もりのとれる会社を増やすことが必須の作業となってくるのです。

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保険会社はできるだけ事故を起こさなかった他社の既契約者を取り込むことを主目的にしていますので、新規の若い世代の顧客の保険を積極的に引き受けたがらない傾向が強くなっています。

高度成長期は若年層から取り込んで長い期間取引をするというライフタイムバリューを重視してきた保険業界だったのですが、今ではリスクの少ない顧客を多数取り込む方向に考え方が変わってきているのです。

4.農協の共済など、もともと加入料の安い保険もチェックしてみる

新規加入の初年度とにかく安い保険料を実現したいのであれば、ネット保険とは別に共済の自動車保険に加入してみるという方法もあります。共済とはJAや全労済などで取り扱っています。

この共済は補償内容については通常の任意保険と変わりませんが、営利性が低く、医療保険なども単年ごとに加入者の保険料をもとに清算していくという形で損保とは運営方法が異なるため、安く加入することができるようになっているのです。

ネットの通販保険とは異なりますが、こうした保険への加入も安く上げるためにはお勧めとなります。

参考:自動車共済(JA)の自動車保険の3つの特徴と解説!

5.車両保険の加入方法を工夫する

18歳から20歳の加入者の自動車保険加入で保険料に差がでるのは、車両保険の加入料を調整することです。もともと事故率が高いこの世代は自動車保険の中でももっとも負担率が高まるのが車両保険です。

高額な新車や残価のたっぷり残ったクルマの場合は車両保険に入っていたほうが安心ですが、中古車として50万以下の価値しか残っていないようなクルマに「一般型」の車両保険を加入し、高い免責額を設定するぐらいであれば、壊してしまったら同程度のクルマを中古車で買い換えると割り切れば、そもそも車両保険に加入しないというのもひとつの方法になります。

一旦自損事故で一般型の車両保険を利用してしまえば3年間は等級が3つ下がることになりますから、翌年からの保険料は驚くほど高くなります。

しかも万が一全損になってしまっても中古車の流通価格をベースにしてしか保険料は支払われませんから、新車に変えられるわけではないのです。とくにクルマに慣れるまで低年式車を使うと割り切るのであれば、車両保険に入らないと驚くほど保険料は安くなります。

またそこまで割り切らなくても安い保険料の車両保険を選択すれば、保険料はかなり安く抑えられることになります。

これが「エコノミー型」と呼ばれるもので対物でクルマを破損してしまったり、盗難にあったりといった基本的な車両保険の補償カバーだけはしっかりついていますので、自損事故で壊したときだけ自己負担を覚悟するのであればこうした保険に加入するのも手なのです。

参考:車両保険(しゃりょうほけん)とは?車両保険は必要?不要?

大学生の子供の自動車保険を安くする方法

18歳~20歳といえば、ちょうど大学生の年齢と重なります。早々と運転免許を取得する人も多いでしょう。

ここまでご紹介した内容とかぶるところも多いのですが、大学生のお子さんの自動車保険料を安くする方法もいくつかご紹介したいと思います。

わかりやすくするために、"子供が自分用の車をもつ場合"と、"親の車を運転する場合"の2つのケースに分けてご説明します。

大学生の子供が自分用の車をもつ場合の自動車保険を安くする方法

親の自動車保険(等級)を引き継がせる

大学生の子が自分の車をもつ場合は、親の車とは別に保険を契約する必要があります。この場合、上でもご説明した「親のノンフリート等級を子供に譲る」という方法がおすすめです。

もし親が20等級だった場合、本来なら6等級からスタートするところを、いきなり20等級から始められますので、子供の保険料はかなり安くなります。

譲った親のほうは6等級からやり直しになりますが、年齢的に大学生の子が6等級からスタートするよりも安く済みますし、子供の車を1台目、親の車を2台目にすれば「セカンドカー割引」が適用され、親は7等級から始められます。

ただし、等級の引き継ぎにはいくつかの条件があり、それを満たしていないと適用になりません。まずタイミングとしては、「入替車を新規取得した時」などに限られますので、子供の車を購入して初めて自動車保険に入る時がチャンスです。

また、等級の引き継ぎができるのは同居している親族間に限られるため、子供が家を出ている場合は対象になりません。住民票を移していなくても、生活の拠点が実家になければ別居とみなされますので、気をつけましょう。

セカンドカー割引を利用する

大学生の子供が自分用の車を取得するけれど、なんらかの理由で等級引き継ぎが難しい場合は、セカンドカー割引の利用がおすすめです。

セカンドカー割引は、その名のとおり2台目の車に適用される割引ですので、親が車を所有していれば対象になる可能性があります。しかも、1台目の車は別の保険会社で契約していてもOKです。

セカンドカー割引が適用されると、ノンフリート等級が6等級ではなく7等級からスタートするため、保険料が安くなります。

ただし、セカンドカー割引にもいくつかの条件があります。以下はその一部です。

  • 1台目の車の等級が、2台目の車の保険始期日時点で11等級以上であること
  • 1台目・2台目ともに自家用8車種であること
  • 2台目は今回初めて自動車保険を契約する車であること
  • 2台目の車の所有者が、「①:1台目の記名被保険者」「②:1台目の所有者」「③:①の配偶者」「④:①または②の同居の親族」であること

ここでもセカンドカー割引と同じく、「同居の親族」という縛りがありますので、子供が別居している場合は適用されない点に注意が必要です。

車両保険の免責金額を高く設定する

ただでさえ高くなりやすい大学生の自動車保険料ですが、車両保険をつけるとさらにはね上がります。

一番いいのは、少しくらいぶつけてもあまり気にならないような中古車を買って、車両保険をつけないことですが、そうもいかない場合は車両保険のつけ方を工夫するしかありません。

その1つが、上でもご説明した「エコノミータイプ(車対車+A)」の車両保険にすることです。そのほうが「フルカバータイプ(一般型)」に比べると、保険料はかなり割安になります。

もう1つの方法は、免責金額を多めに設定することです。免責金額とは自己負担分のことで、この金額を高くしておいたほうが車両保険から賄われる分が少なく済むため、保険料が安くなります。

多くの自動車保険では、「10-10」が免責金額の最高額になっていることが多いです。この場合、1回目の事故でも2回目の事故でも10万円を自己負担します。

車両保険を安くするなら、ぜひ免責金額は多めに設定しておいてください。

大学生の子供が親の車を運転する場合の自動車保険を安くする方法

「子供特約」のある自動車保険を選ぶ

子供が親の車を運転する場合は、親の自動車保険に子供を加える形になりますが、20歳以下の子供を運転者に含めるだけで保険料ははね上がります。

多くの自動車保険では、運転者の年齢をもっとも若い人に合わせる必要があるため、たとえば18歳~20歳の子供を含めるとなると、一番保険料が高い「全年齢補償」という区分に変更する必要があるのです。

そこで注目したいのが、「子供特約」のある自動車保険。子供特約とは、記名被保険者(親)の年齢条件は変えずに、子供の年齢条件を別に設定できるというもので、少し前までいくつかの自動車保険がとり入れていました。

しかし、どんどん廃止されていき、2018年現在このシステムを採用する自動車保険は、セゾン自動車火災の「おとなの自動車保険」のみとなっています。

おとなの自動車保険は、ちょうど大学生の子供がいる可能性が高い「40代・50代」の保険料の安さを売りにしている保険です。そのため、子供特約を継続せざるを得なかったのではないか、と思われます。

実際には「子供特約」という名称にはなっていませんが、おとなの自動車保険で運転者に子供を含める場合、子供の分の保険料が上乗せされる形になりますので、ほかの自動車保険よりも割安になる可能性が高いでしょう。

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セゾンおとなの自動車保険公式サイトより

あまり乗らない場合は「1日自動車保険」を利用する

子供が親の車を運転するのはほんの時々という場合は、親の自動車保険に子供を含めるのではなく、運転するたびに「1日自動車保険」を利用するのがおすすめです。

1日自動車保険は、補償期間が1日~最長7日までの短期の保険で、1日あたり500円から入れます。セブンイレブンでも申し込みや支払いができて便利です。

1日自動車保険は、「契約する本人またはその配偶者が所有する車」は対象外ですが、親の車は同居でも別居でも対象となります。「進学で親元を離れているけれど、里帰りした時に親の車を借りることがある…」という場合にもぴったりですね。

まとめ

このように新規で18歳から20歳の運転者が自動車保険に加入するのはなかなか高くつくものとなります。

親の保険も有効利用してとにかく安く利用する方法を考えることがもっともお得な方法となるわけですが、まったく新規で加入するとなりますと、大幅な割引は期待できないのが実情となります。

その代わり、翌年の更新時からはネットの自動車保険を利用するとかなり保険料に差がでることになります。

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